171: ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/05/01(月) 17:58:11.45 ID:Nli3LyVz0
十神 「俺の文字は、このまさかりで囲んだ部分を"支配"することができる。
そこに化け物を入れようが、安全地帯にしようが、俺の気分次第だ」
炎をまとった蛇が、まっすぐに朝日奈を狙った。
朝日奈 「きゃっ……!」
バチィンッ!!
見えない壁に弾かれて、蛇がのけぞる。地面でビク、ビクッと痙攣する白骨の蛇を、
十神の革靴がぐしゃっと踏みつぶした。
日向 「こっちにも来た……!」カッ
"変(へん)"
日向 「う、ら、あああああっっ!!!」ブンッ
バキッ!
日向 「もう一発!」ブンッ
グシャッ!
金属バットで、蛇を殴り倒していく。
昨日よりさらに数が増えている……キリがない!!
朝日奈 「や、やめて……やめて!」
朝日奈 「日向、こっちに入……」がくんっ「……え?」
十神 「言っただろう。その円の中は俺の支配圏だ。勝手に出ることは許さん」
十神 「せいぜいそこで、仲間が無残に死んでいくのを指をくわえて眺めてろ」コッ…
朝日奈 「あ……」
石丸 「十神くん……本当にこのやり方が正しいのか?」
十神 「今さら何を言う。お前も、この女が尻込みしたせいで死ぬのはごめんだと思ったんだろう?」
石丸 「それは……」ギュッ
バキッ!ゴシャッ!!
日向 「どうすれば……どうすればいいんだ!!!」
視界を埋め尽くす蛇に、俺は思わず叫んだ。
瞬間。
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