日向「神蝕……?」
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164: ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/05/01(月) 17:54:53.73 ID:Nli3LyVz0


日向  「くそっ、さばき切れない!!」ガンッ、ギインッ!

ナナミ 「……」ガガガガガッ


七海の腕に仕込まれたガトリングガンは、一寸の狂いもなく蛇の脳天を撃ち抜く。


左右田 「おい七海、一旦下がれ!あぶねーぞ!!」

ナナミ 「大丈夫…それより、日向くんが」

ナナミ 「!」ダッ

日向  「あっ…!」

いつの間にか、すぐ目の前に蛇が迫っていた。

ナナミ 「日向くん!」ドンッ


炎の舌をちろちろ出す蛇を、七海の膝が蹴り飛ばした。

グシャアッ!

蛇は校舎の壁にぶち当たって、粉々になった。


ナナミ 「日向くん、大丈夫!?」

日向  「あ、ああ……」

ナナミ 「よかった……」ホッ


ただの機械のはずなのに。

眉を下げて胸に手を当てる仕草は、本当に七海千秋そのままで。

左右田 「二人とも無事か!?」

日向  「俺は平気だから、西園寺の所へ行ってやってくれ!!」

ナナミ 「分かった、行ってくるね」トコトコ


歩き出した七海の後ろ姿を、左右田は不思議そうな顔で見る。


左右田 「……そういやあいつ、さっきコマンドなしで動いたよな……」

日向  「なんだって?」

左右田 「いや…なんでもない」タッ


そのうち、空が少しずつ明るくなって蛇が消えていく。

シュゥッ…

俺は刀を消して、昨日より血なまぐさい校舎に入った。


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