163: ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/05/01(月) 17:54:04.42 ID:Nli3LyVz0
【翌日】
日向 「おはよう、みんな」ガラガラッ
日向 「……って、あれ?今日は自習か?」
田中 「ついさっき、闇の君主よりの使者が授業の中止を伝えに来たぞ」
日向 「このタイミングで自習か。……嫌な予感がするな」
左右田 「あーあ…今日から二日間晴れかァ……ホントついてねえ」ボリボリ
終里 「……?」スンスン
弐大 「どうしたんじゃ、終里」
終里 「匂うぞ……」
弐大 「そりゃ、蝕の前触れじゃあ。お前ほど鋭ければ匂うのも「ちがう、そんなチャチなもんじゃねえよ」
終里 「なんだ、これ……すげー怖え……なんでオレがこんな」ガタガタ
終里の言葉が終わらないうちに、空にゴロゴロ…と雷が鳴った。
空に浮かぶいくつもの水紋……まさか。
豚神 「お前たち、考えるのはあとだ、外へ出るぞ!」
ソニア 「おかしいではありませんか!なぜこんなに早く……」
田中 「それより…昨日と同じ予兆というのは、どういうことだ!」
日向 「……」
日向 「学園長が言っていたんだけどな、文字にはいくつか特殊なものがあるらしい」
ソニア 「特殊……?」
日向 「神、王、国、死……あとは四大元素。俺が聞いたのはこれだけだった。
今回の蝕は"火"だよな?」
弐大 「むっ?つまり、この"火"は普通のやり方では倒せないということか!?」
終里 「なあ、さっさと外出ようぜ!!ここにいても狙い撃ちされんぞ!」ダッ
弐大 「お、応!!…すまんが日向、その話は生き残ってからじゃあ!」タッ
日向 「……まずいぞ、俺の予想が当たってたら」
校庭に出た俺は、悪い予想が大当たりだったことを知った。
ザアアアッ…!
炎をまとって下りてくる、白骨の蛇。その数は昨日の倍以上だ!
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