日向「神蝕……?」
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145: ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/04/14(金) 21:59:36.62 ID:+gndf1D00

日向  「はあ、はあっ、はあ……」

モノクマ「ハァ……まったく、これだからゆとり世代は。
     あのねぇ、ボクはまだ変身を残してるんだよ?オラ、もっとケツの穴締めてこいやあああ!!」

日向  「はっ、ははっ……キャラブレすぎだろ……」ヨロッ

日向  「モノクマ……江ノ島か。あいつ、最後まで理解不能だったって事なんだな」チャキッ

日向  「もっとも、あいつを理解できる奴なんか……あいつ一人だけだろうけど」


――パンッ!!


モノクマの眉間を撃ちぬいたが、奴はまだ倒れてくれない。

日向  「なんだ……何が、足りないんだ……?」

モノクマ「うぷぷぷ、だって君は」


もう時間切れだもん。


日向  「嘘……だろ」

モノクマ「ボクを倒すって決めた所まではよかったんだけどね。そこまでが長すぎダレすぎ。
     君だってこの心地いい夢から覚めたくなかったんでしょ?命がけの試練を強制される
     現実なんてもううんざりだったんでしょ?」

日向  「ちがう」

モノクマ「なにが違うっていうのさ。毎朝おっぱいで起こしてくれる罪木さんがいいんでしょ?
     左右田くんや九頭龍くんと行くゲーセンは楽しかったでしょ?
     七海さんと放課後デートがしたかったんでしょ?」

日向  「違う……俺は、現実へ……」

モノクマ「もういいじゃない。永遠に幸せな夢の中で、らーぶらーぶしてこうよ」

日向  「嫌だ!!俺は、絶対に現実へ帰るんだ!!」


だから、俺に力を――


カッ!!


伸ばした手の先に、"変"の字が浮かび上がるのを見届けて。

俺の意識は途切れた。

__________


罪木  「……う、ん……」ぱちっ

霧切  「目が覚めた?……お手柄ね、西園寺さん。あと数分遅れていたら、帰ってこられなかったわよ」

西園寺 「……」

罪木  「あ、ありがとうございましたぁ!!……こんな、私なんかを助けてくれて……」ばっ

西園寺 「はぁ?わたしがこんな使えないゲロブタ一匹助けるために命かけたとか思ってんの?
     思い上がりもいい加減にしろよ、日向おにぃに恩売ってやろうって考えただけなんだからね」

罪木  「あうぅ……」

西園寺 「あんたがいなくなったら、張り合いがないし」

罪木  「?……今、なんて「ところで日向おにぃは?まだ出てきてないの?」

照れくさいのか、むりやり話題をそらした西園寺。

しかし、霧切は暗い表情で首を横に振った。


霧切  「……これが、日向くんだった"もの"よ」

西園寺 「……は?」

指さされたのは、透明なカプセルの中にゆらゆらと浮かぶ卵子。



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