日向「神蝕……?」
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146: ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/04/14(金) 22:00:02.38 ID:+gndf1D00

小泉  「うそ、これが日向……?」

両手で口をおさえる小泉。

豚神  「さっき西園寺がやったように、連れ戻せないのか!?」

霧切  「無理よ。ここまで"戻って"いるということは、完全に"母"へ取りこまれたということ……彼の文字の力は
     すべて、養分とされてしまったでしょうね」

西園寺 「そんな……おにぃ……」へなっ


しくしくと泣き出した罪木の横で、西園寺はへたりこんだ。


身勝手な自分に根気よく付き合ってくれた。
絶望として、希望として。自分たちを導いてくれた。
そして、今も……この理不尽な試練を強いられる中、十神と共に皆をまとめ上げようと努力していた。

その、日向が。


罪木  「うそです……そんなの、嘘に決まってます!!
     だって……日向さんは約束してくれたんです、必ずここを出るんだって!
     その日向さんが……し、死ぬわけっ……」

左右田 「畜生、返せ!日向を返せよ!!」ガンッガンッ

田中  「やめろ、雑種。それ以上叩いても、お前の拳が傷つくだけだ」

左右田 「ちくしょう……」ずるずる

左右田 「ぜってー認めねェかんな……まだ蝕は終わってねェ……空島が出る前に帰ってくりゃいいだけの話だ……」


黙って空を見上げた田中は、太陽の影から空島が顔を出しているのを見て心の中で呟いた。

田中  (だが、なぜだ……なぜ、特異点の死という現実に違和感がある?)


______________


???  「……体が重くなっている……脂肪、ではなさそうですが」

モノクマ 「君は……」

???  「時間がありません」すっ


地面を蹴った青年の膝が、巨大モノクマの頬に命中する。
一瞬の、静止。体勢を崩したモノクマにもう一発蹴りを叩きこんで、地面に沈めた。


???  「……命を賭けるにしては、単純すぎる試練ですね。
      この現実も、僕を高揚させることはできないということですか」

???  「……ああ、そういえば時間がないんでしたね」


空間にピシッとひびが入る。崩れゆく裁判場の中、光に向かって彼は歩き出した。


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