133: ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/04/10(月) 13:10:30.36 ID:SAXN2eMT0
【翌朝】
キーン・コーン・カーン・コーン………
学園長 『みんな、おはよう。今日も一日頑張ろう、"希望"をつかみとるために』
日向 (朝と夜のアナウンス。学園長室にあった人形を見せると、辺古山が"こいつは形代だ"と教えてくれた)もぞもぞ
日向 (神社とかによくある、体の悪いところを撫でて奉納する身代わりの人形らしい。
落ちていた場所を考えると、あれは学園長の身代わりなんだろう)ガバッ
日向 (テレビが映ったあの日……食堂で突然消えたのも、本体の学園長は別の場所にいるからか)
日向 (学園長がいるのは、俺たちが決して行けない場所……)
着替えながら、窓の外を見る。
忌々しい空島は、今日も変わらず浮かんでいた。
日向 「いつかあそこに行って、化けの皮を?がしてやる!」
日向 「……」
日向 「最近、荒んでるな……俺」
___________
豚神 「澪田、前から言おうと思っていたんだが……」
澪田 「はいはい、なんでしょ!「はいは一回でいい」はっ、まさか結婚の約束……「違う」
豚神 「はいは一回だ。お前の文字はたしか、音で防壁を張るんだったな。……全方位に対応できないと
いう欠点を忘れていないか?」
澪田 「あー、それは覚えてるっすけど……」
豚神 「背後や上からの攻撃には無力だと分かっているなら、もっと工夫をだな」
澪田 「むむっ、お説教の始まりそうな気配を受信したっす!そりゃ逃げろ〜!」
豚神 「澪田!」
カッ…
日向 「くっ……」
空島が、まぶしい光を放つ。
反射的に手を顔の前に出して……光がおさまった時、目の前にいたのは。
日向 「!?」
すっぱだかの、七海千秋だった。
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