日向「神蝕……?」
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125: ◆XksB4AwhxU
2017/04/06(木) 11:00:16.75 ID:aF6711jD0
字なんですか!……すごいなあ、みんな自分に合った
     文字を選んでいるものなんだなぁ……」

不二咲 「よし。じゃあ、行きますよ……」カッ


"電(でん)"


セブン 『イニシエイト.クラック.シークエンス……アクセス開始!』カッ

不二咲 「よし、入った……!!」バチバチ


俺たちはただ、ぽかんとそれを眺めることしかできなかった。不二咲の手が0と1の数字に変わっていく。
ずぶ、とパソコンの画面に入った不二咲の手が、何かを探るように動いた。

セブン 『学園長のシステムに侵入完了した。千尋、今のうちに学生名簿を出してくれ』

不二咲 「よっ……と、セキュリティがきついけど、なんとか……」


警告音と共に、ポップアップがいくつも出てくる。不二咲はそれをグシャッと握りつぶしてさらに奥へと手を進めた。
やがて、電脳体の手がずるりっと何かを引きずり出してくる。『希望ヶ峰学園 生徒名簿』とあった。


不二咲 「出ました……調べるのは、ええと……「九頭龍菜摘だ」……クズリュウ、ナツミ。……検索。
     …………あれ?」

九頭龍 「どうした?」

不二咲 「名前が、出ない……」

九頭龍 「ば、バカ言ってんじゃねえ!!あいつはたしかに……」

不二咲 「ど、同窓会と本科の名簿も検索したんですけど……この学園に九頭龍って名字の人は、先輩一人しか……」

九頭龍 「らちが明かねえ、どけ!」


九頭龍は不二咲を押しのけて画面をスクロールしていく。
しかし。


『クズリュウ ナツミ』

『検索結果:0件』


九頭龍 「どうなってやがんだ……!」





不二咲の部屋を出て、混乱する九頭龍をなんとか落ち着かせる。
食堂へ着くころには、九頭龍もなんとか話ができるようになっていた。


小泉  「ええと、つまり……菜摘ちゃんのデータがないってこと?うーん……でも、菜摘ちゃん一人のデータを消す理由がないし……」

日向  「どこかにまぎれている可能性も考えて、全部のデータをスキャンしたんだが」



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