日向「神蝕……?」
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118:ヒヤコ ◆XksB4AwhxU[saga]
2017/04/05(水) 12:21:39.49 ID:pssxomK80
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左右田 「あー……んじゃ、さっさと行こうぜ。オレも一応今回は武器持ってっからよ」

小泉  「武器……って、あんたまさか」

地面に膝をついた左右田は、抱えていたコンテナの鍵を外す。中に入っていたのは、七海だった。
スイッチを押すと『ぱちっ』と目を開けて起き上がる。

日向  「七海……」

ナナミ 「…………」

七海は微動だにしない。

左右田 「あー、アクティブモードだからよ。喋ったりはできねーぜ」

小泉  「あんたねぇ……千秋ちゃんに闘わせて自分は安全な所にいようってわけ!?」ぐいっ

左右田 「お、オレが作った武器だぞ、それを使って何がわりーんだよ!!オメーなんて自分の文字も
     ろくに扱えねーくせによ!!」

日向  「やめろ!!二人とも興奮するな!!……脱出するのが先だ「だって!」
     左右田、いいんだ。もう……絶望しなくてもいいんだ」

左右田 「んだよ、分かったみてーな口きいてよ……」

日向  「だから……何が罪滅ぼしになるかとか、いい人ぶってるみたいで恥ずかしいとか、
     そんな事は考えなくていい。ただの左右田和一として生きていていいんだ。
     元はといえば……俺が元凶なんだから」

左右田 「…………」

日向  「今やるべきことをやるだけだ。……制限時間も心配だし、早く行こう」

とはいえ、闇雲に歩いても出口は見つからない。とりあえず、小泉が探し当てたという道まで戻ってみた。

日向  「これか……この奥に蝕の"主"がいるんだろうな。前の"龍"は鍵を探す試練があったけど、
     今回はどうなんだろうな」

小泉  「あのさ、ここまで来て言うのもあれかもしれないけど……気づいた?」

日向  「?」

小泉  「この空間……影がないの」

左右田 「うおっ、マジだ!?」

日向  「俺たちの影も映らないか……龍の時はあったんだけどな。あとで霧切に聞くしかないか」


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霧切  「影がない……ということは、私たちは精神体のようなものかもしれないわ」たったったっ

罪木  「つまり、体は……」たったったっ

霧切  「現実の希望ヶ峰学園にそのまま残っている。この蝕は"夢"でしょう?つじつまは合うと思うけど。
     もしここで死ねば、現実の体が取り残されることになってしまうかもしれないわ。
     気をつけていきましょう」

罪木  「ふひいぃ……!じ、じゃあ…さっき西園寺さんを行かせちゃったのって……とっても
     危ないんじゃ……」

霧切  「いえ。この蝕においての"敵"はただ一人よ……ただ、それがまずいの……」

罪木  「ふえっ?」

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