83: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:08:26.10 ID:rlpAyYI4O
女「お姉ちゃん――――!」
女教師「な……なに?」
突然呼ばれたことに若干面喰いつつも促してくる彼女の瞳を捉え、告げる。
女「私――」
気分は最っ高に高まった。鼓動はないぐらいに昂っている。
口から溢れ出そうになるこの言葉を、私は、もう、抑えることなんてできない。
作戦がなんだ。お姉ちゃんはそこにいて私のことを思ってくれていた。
それだけで私は、私の想いを伝えるのには十分じゃないか。
口は形を作る。
好きだと、そう告げるために。
女「お姉ちゃんのことが――――」
お嬢様「うげ……ぜえ、っはあ――うげぇ」
女「す…………って、はあ!? お嬢様!?」
私の口から想いが漏れる前に、現れたのは、死に体といっても過言ではないほど疲弊に疲弊を重ねたお嬢様だった。
重ねすぎてカードゲームなら進化してるところだ。
いや、冗談綴ってる場合じゃない。
女「だ、大丈夫なの!? ちょっとお!?」
お嬢様「は、はあ、あ……し、はやい――ね、ぉんな」
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