4: ◆TEm9zd/GaE[saga]
2017/02/26(日) 18:31:14.98 ID:NEjKxo6m0
メイド「で、ですよ。泣いて帰った理由を聞いた旦那さまが……」
メイド「うちの子を君に頼んだ正解だったって」
メイド「奥様も似た調子で」
メイド「はあ……ほんと何かあったらどうするつもりだったんですか?」
メイド「……はあ……もういいです……これだけじゃありませんからね」
メイド「――って、ため息を吐かせている原因は貴方様でしょう!!」
メイド「h……っ! つぎっ!」
メイド「お祭りです! そうお祭り!」
メイド「あの頃はおたがい受験生だったのにも関わらず、よくそんなものにつれていきましたね」
メイド「確かにね、よろこんでいましたよ。わーいデートだ、といって」
メイド「……は? いまはそんなこといいでしょう。結局楽しんでたのでいいんです」
メイド「で、これまた二人で抜け出して? え? 何をしたんですか? え?」
メイド「……。しつこいとか言わない! 照れて顔を赤くしない! ほら……」
メイド「……。そうですよ。そうですそうです。ちゅーですよ、ちゅー、初めての」
メイド「おう、唇は柔らかかったか? ええ? ふざけんじゃねえよ! ……おっと、失礼……なにおふざけあそばれやがりましたのですか?」
メイド「ずっと、ずっと……私はね、大切にしていたんですよ」
メイド「それに突然手を出されたわけですよ。いやね、確かに……」
メイド「確かに許嫁同士、いつかはされるのだと思いましたよ」
メイド「けれどね――え? 嬉しそうだった? だからどうしたのです? 相手が喜べばなんでもしていいと申すのですか? 貴方様は?」
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