メイド「私の嫌いな貴方様」
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5: ◆TEm9zd/GaE[saga]
2017/02/26(日) 18:53:23.27 ID:NEjKxo6m0

メイド「まあ、もういいですよ。キスの話は」


メイド「そんな色恋に惚けた貴方様の顔を見るのは耐えないことですからね」


メイド「……はあ? それは知っていますよ。私を誰だと思っているんですか?」


メイド「なんだかんだと言いましても、やっぱり一番信用されているのは私ですからね、残念でした!」


メイド「じゃあこの調子で話していきますか」


メイド「ちょっとそこ、逃げない。なんのために内緒で呼び出したと思っているんですか」


メイド「まあ、逃げたくなるのは分かりますよ……。だって、ねえ?」


メイド「キスの次といえばねぇ?」


メイド「……ええ、聞きますよ。聞きますとも」


メイド「貴方様が大学四年になった頃ですか……」


メイド「免許をとった貴方様は、受験の終わった許嫁を連れて遠出しましたね」


メイド「想像してください。互いに将来を約束しあった者同士だけで遠出……」


メイド「相手は明らかにこちらに好意を寄せている……」


メイド「……。間違いが起こらないわけないですよね? ね?」


メイド「……はい。なにも言わなくて結構です。その反応が全てを語ってます」


メイド「やだやだ、これだから最近の若い人は……。男女七歳にして同衾せずって言葉をしらないんですか」


メイド「どうです? 可愛かったですか? どうでしたか?」


メイド「そうですよね。ずっとずっと一緒に居たんですもの、知ってます」


メイド「というより、貴方様より知っています……」


メイド「私だって……」


メイド「……。…………」


メイド「黙ってください……。泣いてませんよ……ただ、好きだったんです……」


メイド「私は……」



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