メイド「私の嫌いな貴方様」
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3: ◆TEm9zd/GaE[saga]
2017/02/26(日) 17:37:37.21 ID:NEjKxo6m0

メイド「え? えぇえぇ確かに喜んでいましたよ。貴方様がいらっしゃる〜って」


メイド「ですが、それはそれです」


メイド「いま私は貴方様との結婚に賛成できない、という話をしているんです」


メイド「だったら君の話も関係ない、ですって?」


メイド「そんなこと一々気にするような人と結婚するんですか……ふぅーん……」


メイド「話を続けますよ」


メイド「次は貴方様の別荘に行ったときのことを思い出しましょうか、ねぇ……簡単に思い出せるでしょう」


メイド「あれだけのことをおやりになられたのだから」


メイド「――そう。そうです。そのことです」


メイド「つかぬことをお聞きしますが、貴方様は当時何歳でいらしたでしょうか?」


メイド「――。そうですね、十六歳です」


メイド「と、いうことは?」


メイド「――。勿論そうですね。三歳差なのですから、十三歳ですね」


メイド「そんな男女が? ええ? 夜に別荘を抜け出して二人きり?」


メイド「どれだけ責任感無いんですかね? どんな間違いが起こるか分かったもんじゃないですよ? ねえ?」


メイド「星を見せたかった。ふぅん……見せたかっただけじゃないですよね?」


メイド「そうですね。それを言って泣かせましたね」


メイド「なんですか? 一生幸せにするって? そのフェイスに似合ったあまあま告白ですね」


メイド「古くさいプロポーズにうんざりです」



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