100: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:50:01.87 ID:rlpAyYI4O
女「お嬢様、私購買でお昼買ってくるから」
お嬢様「……ぉ、お弁当は、ないんですか?」
女「そんなの作ってる余裕ないんだよなあ」
お嬢様「あ、あの……だったら」
女「……なに?」
お嬢様「わ、私のお弁当、食べませんかっ!!?」
ちょっと待っててくださいというと、廊下に出ていった。
もしかしてと思うと同時にお嬢様は戻ってきた。
そして、ドンと置かれたのは三段のお重だった。
お嬢様「恥ずかしい話、そ……その学校が楽しみすぎて、その気持ちを、ぶつけたらこんなことに……」
女「これは……一人じゃ食べきれないね……」
量がエグイ。
たしか彼女は自分で弁当を作っていたはず。
よくもまあこんなに作ったなと感心してしまう。
お嬢様「その……女と、一緒に食べようと思って……」
女「……なるほど」
同じ釜の飯を食べて仲良くさせよう作戦ですね。わかります。
女「じゃあ遠慮なく」
お嬢様「は、はい! どうぞどうぞ」
差し出された割り箸を手に取り、いただきますと言ったところで――
ギャル「お、いいもん食べてんじゃん」
なんて軽々しく話しかけられた。
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