99: ◆TEm9zd/GaE[sage saga]
2018/11/02(金) 09:48:55.03 ID:rlpAyYI4O
>>95
女「……」
ため息が出そうになるのを寸でで抑える。
ぶちゃけてしまうと、この学校でお姉ちゃんと再会しなければ靡いていたかもしれない。
お姉ちゃんのことを忘れるにはちょうどいい相手だと。なんだったら見た目もいいし……。
おまけに、奴は部活の先輩だ。これが一番のネック。
部活にはお姉ちゃんがいるから辞めたくないし、だからといって部活を続けてギャルに好意を持ってると勘違いされたら嫌だし。
そんな相手だからこそ、めんどくさいことになったとため息を吐きたくなってしまう。
女(なあなあにして誤魔化すのが妥当かな)
幸い私は舞台に出たいわけではない。
むしろ靡かないことに腹を立てて私に役を与えないよう意地悪してきても、望むところだ。
舞台裏でお姉ちゃんとイチャイチャしてやる。
よし、ギャルへの対応は決めた。
あとは臨機応変に頑張ろう。
通常授業が始まった。
といっても大半が自己紹介と一年の流れを教えるだけで勉強らしい勉強はそこまでない。
ただ話を聞くだけというのは退屈だ。
時間は進んでお昼。
四限目の授業が終わり、おのおの昼食を取ろうと席を立っている。
私も昼食を取ろうと席を立った。
150Res/198.34 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20