1:名無しNIPPER
2017/02/26(日) 10:35:26.00 ID:8dkBRowN0
〜カルデア入口〜
婦長「出発の準備は整っていますか」
ぐだ子「うん、バッチリだよ」
婦長「見た所、防寒着が薄いように感じます」
婦長「カルデアの外は吹雪です、過剰な寒さは人の健康に害を齎します」
婦長「何か体が温まるような飲み物、アルコールを持って行くのも手段の一つです」
ぐだ子「ええー、けど私は未成年だし」
婦長「私が用意しておいた救急セットには、一通りの物が含まれていますので活用してください、いいですね?」
ぐだ子「はーい」
ジャンヌリリィ「……」
ぐだ子「あれ、どうしたの?」
リリィ「はい、ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィです、長いので何時ものようにリリィとお呼びください……」
リリィ「ずるいです」
ぐだ子「え?」
リリィ「私も行きたいです、トナカイさんについていきたいです……」
ぐだ子「ううーん、今回ばかりは難しいかも」
リリィ「行きたいです行きたいです行きたいんです―!」
ぐだ子「魔術協会から、随伴サーヴァントは1人だけって指定されちゃってるからなあ」
リリィ「うう、うぅぅぅ……」
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2:名無しNIPPER[sage]
2017/02/26(日) 10:38:10.45 ID:kzFCIz0yO
フェイカス
3:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 10:57:43.65 ID:8dkBRowN0
ぐだ子「ありがと、リリィは私の事を心配してくれてるんだよね」ナデナデ
ぐだ子「けど、大丈夫だよ、今回はちょっと交渉に行って来るだけだし、危険は無いから」
リリィ「けど……」
4:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 11:53:46.80 ID:8dkBRowN0
エレナ「はーい、ぐだ子ちゃん、こっちの準備は終わったわよ」トテトテ
マシュ「私の方も、必要なデータの印刷が終了しました」テクテク
ぐだ子「ありがとね、マシュ、これでこっちも準備オッケー」ガサガサ
5:名無しNIPPER[sage]
2017/02/26(日) 12:44:05.88 ID:0EDBZKaLO
よっしゃ新作やんけ
6:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 14:44:09.73 ID:8dkBRowN0
エレナ「じゃあ、ぐだ子ちゃん、もう一度任務の確認を」
ぐだ子「了解」
ぐだ子「カルデアは現在、所長と医療部門の責任者を欠いてる状態」
7:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 15:01:37.45 ID:8dkBRowN0
ぐだ子「ううう、けど、上手く行くかなそれ、魔術協会って何か怖いイメージしかないんだけど」
エレナ「怖いし、酷いわよ、あそこは」
エレナ「彼らは自己保身の塊だし、新しい技術なんて認めないし、記憶を消して放逐とか普通にするし」
8:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 15:06:42.74 ID:8dkBRowN0
そんな話をしながら、ぐだ子とエレナはカルデアを旅立って行った。
残されたサーヴァント達は、当面は大人しくしていた。
9:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 15:22:00.81 ID:8dkBRowN0
〜休憩室〜
エリザ「日本に行きたいわ」
10:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 15:48:19.98 ID:8dkBRowN0
エリザ「けど、怒られないかしら、子シカには大人しくしててねって言われたし」
茨木「あの娘とて、今は異国の地へ出向いているではないか」
茨木「きっと美味い物を食べて、楽しんでおるのだろう」
11:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 15:57:15.74 ID:8dkBRowN0
〜カルデア入口〜
マシュ「残念ながら、ここは通せません」
12:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 16:09:24.00 ID:8dkBRowN0
ニト「ジャンヌ・ダルク、もう来たのですか」
ジャンヌ「ええ、私はぐだ子からマスター代行の任務を与えられていますから」
ジャンヌ「私が居る限り、サーヴァント達の無法を許しはしません」
13:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 16:16:01.13 ID:8dkBRowN0
ルール1:ゲームの会場はカルデア内部全域
ルール2:宝は1つのみ、マスターキーの形状で会場内に隠されている
ルール3:それを見つけて門番であるマシュに届けた者が優勝
14:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 16:32:23.37 ID:8dkBRowN0
エリザ「つまり、マスターキーを使えば外に出られるって事よね、これは美味しいわ」
ニト「鍵を無くしてしまった机の錠も開けられるでしょうか、中に暗黒の鏡を入れっぱなしなのでそろそろ機嫌を悪くしてないか心配です」
茨木「宝を探す競い合いか、くはは、盗賊団を率いていた吾に勝てる者なぞ居る訳がなかろう」ワクワク
15:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 16:45:10.08 ID:8dkBRowN0
ジャンヌ「ぐだ子から貰ったトラブルシューティングには、こう記されています」
「サーヴァント達が何か無茶な要求をしてきた場合、それを完全に否定していけません」
16:名無しNIPPER[sage ]
2017/02/26(日) 16:55:29.14 ID:/78Ymjv/O
あの、ぐだ子よ。安全なのか参加してないんですが
17:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 17:00:56.74 ID:8dkBRowN0
リリィ「わあ!楽しそうなイベントです!私も参加したいです―!」
オルタ「ふふふ、そうね、楽しそうじゃない、横合いからかっさらってマスターキーを破壊すれば、貴女達はどんな顔するかしらね」
リリィ「成長した私!折角のイベントに水を差すのは止めてください!」
18:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 17:02:14.34 ID:8dkBRowN0
最終的に、イベントはカルデアに残った大半のサーヴァントが参加する程の規模になった。
ぐだ子が居なくて、皆、暇を持て余していたのだ。
このイベントが、良い息抜きになるはずだった。
19:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 17:09:17.39 ID:8dkBRowN0
〜幕間情報〜
・ぐだ子
20:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 17:24:04.02 ID:8dkBRowN0
〜ジャンヌ・ダルク・オルタ・サンタ・リリィ視点〜
「ううう、結局、昨日は発見できませんでした」
21:名無しNIPPER[saga]
2017/02/26(日) 17:33:25.54 ID:8dkBRowN0
廊下を見渡すと、早朝だと言うのに何人かのサーヴァントが見受けられました。
皆、宝を探しているのでしょう。
私も負ける訳にはいきません。
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