俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2020/04/20(月) 19:53:56.40 ID:cXkTTvye0
八幡「あ〜、先輩ならなんでもいいんだったらアレなんかどうだ、アレ?」
たまたまタイミングよく視界に入った校門に向かう後ろ姿に向けて顎をしゃくって見せる。
一色「えっ?! いたんですか、知り合い?!」
八幡「いや、いくらなんでも知り合いくらいいんだろ」
一色「先輩は知ってても向こうは先輩のことなんか知らないかもじゃないですか」
ぶつぶつ文句を言いながらも、俺の示す方向を目で追う一色。
しかし、その姿を一瞥するや否や速攻で、
一色「 ……… ごめんなさい。さすがにあれはいくらなんでもムリです、死んでも」
八幡「 ……… 酷ぇ言われようだな 」
一色「あ、でも、死んでもっていうのは、もちろん私がじゃなくって、あの人がってことですよ?」
八幡「 ……… そっちの方がもっと酷ぇだろ」
へぇぶしっ
ちょうどその時、件(くだん)のそれ、トレンチコートを羽織った人影から放たれた盛大なクシャミが遠く俺たちの耳にまで聞こえてきた。
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