俺ガイルSS 『思いのほか壁ドンは難しい』 その他 Part2
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[sage]
2020/04/20(月) 19:57:50.66 ID:cXkTTvye0
八幡「さて、と。じゃ、部活中なんでそろそろ戻るわ。その話はまたいつか、そのうちてきとーにな」
俺がそう告げると、意識の顔を少しだけ寂しそうな表情が掠める。
一色「わかりました。約束ですよ? それじゃ、また。―――――― 比企谷先輩」
背後からかけられたその声に、ふと足が止まる。俺は少しだけ躊躇ったが、結局、振り返ることもなく応じる。
八幡「おう、またな、―――――― いろは」
その瞬間、小さく息をのむ気配が伝わってきた。そして ――――――
一色「はっ!? 後輩女子に告られただけで名前呼び捨てとかもしかしてもう彼氏面ですか? 別にイヤというわけじゃありませんが都合のいい女とか思われるのは私のプライドが許さないのでやっぱりごめんなさい!」
立て板に水とばかりに一息に捲し立て、慌ただしくぺこりと頭を下げる気配も続く。
八幡「 ……… いや、だからもうそういうのいいから」
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