【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション その2【安価】
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401: ◆1WEjI0bkj6[saga]
2017/03/20(月) 23:39:04.73 ID:xCBcotbM0
ジンジャーはヴォルトと一旦、三階まで引き返しながら、早口で考えを説明していく。

「他の人達はあの銃が見えてないね。 奴は恐らく具現化系能力者だと思うよ」

「どういう事? あの銃が具現化したものだったら、念能力者じゃなくても見えるはずだけど」

変化系などで、一時的に固体化したようなオーラとは違い、具現化系は一般人にも念能力者にも、見ることが可能な物体を形成できる。

念の系統について知るものなら、誰でもわかるような基本中の基本だ。

「だけど、例外があるだろ? 具現化系なら隠を使うことで、見えなくすることが出来る」

「えっ? でも私たちには見えたじゃない。 隠を使ったなら、どうして・・・」

その言葉にジンジャーは意外そうな素振りを見せた。

「結構なベテランだと思っていたけど、もしかして念能力者と戦ったり関わることが少なかったのか?」

「うっ・・・、まあ、そうかも」

考えてみれば、私の仕事は地道な捜索が多かった。

たまに厄介な事情を抱えた案件が持ち込まれはするが、念能力者との闘いに発展するケースは、その中でも稀だ。

探知系の能力者に、力を貸して貰うことは有っても、あくまでも取引。

他人と個人的に親しくすることは無かったため、念能力に関する経験値は、日常的に念能力者と闘っているジンジャーの方が上だろう。



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