【ハンター×ハンター】逆風のヨークシンオークション その2【安価】
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400: ◆1WEjI0bkj6[saga]
2017/03/20(月) 23:17:50.55 ID:xCBcotbM0
不意打ちに近い形で放たれた攻撃だったが、幸い距離はそれなりに離れている。

二人は、混雑した踊り場で多少動きにくそうにしながらも、追手の女の光弾を躱し死角へと逃げ込んだ。

(今のは・・・)

ジンジャーは、光弾を避ける際にあることに気が付いていた。

自分の前を、歩いていた一人の男。

光弾の軌道には、その男の肩が自分との間に入っていた筈だが、弾は男の右肩を貫通してきたのだ。

「ん、あれ?」

先程、弾が肩を貫通した男が声を上げる。

妻らしき女性が、その声に含まれていた動揺に気が付いたようで声をかける。

「どうかしたの?」

「いや、右肩から先の感覚が急に無くなって・・・というか全く動かない?」

「えっ? 動かないって、どんなふうに」

「ほんとに急に感覚が無くなったんだって、ヤバいんじゃないかこれ。 脳梗塞とか、かも」

「・・・不安ね。 とりあえず、早く降りて救急車をよびましょう。 
 流石にこのビルに直接呼んでも迷惑でしょうし、人が多くて分かりづらいから、近くにあった広場に来てもらえばいいわ」

不安げに会話をしつつ、下へと急いだ二人の話を聞き、ジンジャーは自分の中である仮説を組み立てた。


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