【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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75: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/05(日) 21:50:13.76 ID:kyE835q/0

春「彼を愛しているから」

春「それ以上の理由が、必要なのかな」

春「逆に……それ以外に躊躇う理由って、あるのかな?」

真「…………」

春「時間はあげる」

春「私の覚悟よりも自分の覚悟が上だと思うなら私と同じ舞台に上がればいいし」

春「勝てない、と思うなら諦めればいいだけ」

春「諦めたら少なくとも、仲間の一人としての居場所は守れるよ」

真「…………」

真「……そうね。春の言いたいことはわかった」

真「さほど間違ってもいないと思う。いずれ考えないといけない問題ではあった」

真「あったよ、確かに……」

杏「…………」

杏「春。一つ、言っていい?」

春「うん。何かな」

杏「私、怪盗団を、あの場所を駆け引きの材料にしたこと、本気で怒ってる」

春「……そう」

春「それでどうするの?」

杏「どうもしない。今はね」

杏「ただ絶対に、心から謝らせる」

杏「越えちゃいけないラインを、春は越えた」

杏「そこだけは絶対に許さない。仲間だからこそ許しちゃいけない」

春「そう」

春「杏ちゃんはまだ私のこと、仲間だと思ってくれてるんだ」

春「甘いね。もうそんな話じゃないのに」

杏「させないって言ってるでしょ!?」

春「まだわからないのかな。できるかできないじゃなくて、するかしないかなんだよ」

春「私は“する”って決めたの」

杏「春!」

真「杏。黙って」

真「これ以上、話しても今は……意味がないから」

春「そうだね。もう言うべきことは言ったから」

春「もう私たちは仲間じゃなく、彼を巡っての敵同士だね」




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