【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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267: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/13(月) 21:37:32.91 ID:xXTusmpD0

川上「怪盗団のメンバーだった以上は、奥村さんは正義感も強い人のはず」

川上「芯の通った強さを持っているはず」

川上「そうじゃないと、世直しなんてやらないよ」

春「…………」

川上「なにかあるんでしょ?」

川上「奥村さんはこういうことができる子じゃない」

春「実際にできているじゃないですか」

川上「考えることはできるかもしれない。実際考え付いてるわけだしね」

川上「でもさ、実際に行動を起こせるかは別の話」

川上「私は奥村さんの直接の担任じゃないけど、それでも今の奥村さんが普通の状態じゃないのはわかるよ」

川上「自分でその理由はわかってる?」

川上「こんな破滅的なやり方を選んでる奥村さんが、歪んでること」

川上「その原因は、自覚してる?」

春「…………」

春「わかりません」

川上「……そっか」

川上「認めたくない、か」

川上「あなたみたいに賢い子が、自分で気付いてないとは思ってないよ」

春「……話はそれで終わりですか?」

川上「私の方はね」

川上「奥村さんが話したくなったらまたいつでもおいで」

川上「もう女同士の話する必要はなくなったわけだから」

川上「耐え切れなくなったら、いつでも来ていいよ」

川上「誰にも言えなくて一人で抱え込む辛さは、私にもわかるから」

春「…………」

春「必要ないです」

川上「必要あるなしを決めるのはあなたじゃない」

川上「私は先生であなたは生徒」

川上「このまま壊れていく生徒を黙ってみているつもりはないから」

川上「嫌でも話は聞かせてもらうからね」

春「…………」

春「私には彼しか必要ないので」

春「その為に私は全てを差し出すんです」

春「失礼します」





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