【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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265: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/13(月) 21:35:20.09 ID:xXTusmpD0

春「考えましたね」

川上「どうも。まあ予習の期間は長かったからね」

川上「この答えは奥村さんの採点ではどう?」

春「うーん」

春「60点ぐらいですかね」

川上「どうしよう、思ったより低かった……」

春「一回しか撃てないという点に気付いたのは素直に凄いなって思いました」

春「でも私だって、考える時間はありましたしね」

春「ねえ、先生……?」

春「先生は、自分の大切なものをいつ壊されるかわからない状態で」

春「どれくらい耐えられますか?」

川上「…………」

春「引き金は私がいつでも引けるわけです」

春「常に銃口をこめかみに突き付けられている状態を、何か月、何年?」

春「その状態で平然と過ごせますか?」

春「私が折れるのが先か、先生が折れるのが先か」

春「根競べになりますね。どうなるかはわかりませんけど」

春「先生の大事な教師としての立場は、私の気まぐれでいつでも壊せるんですよ」

川上「…………」

川上「あー、もう胃が痛くなってきた。奥村さん、私に胃潰瘍できたら医療費出してくれない?」

春「それで彼の事を諦めてくれるならいくらでも」

川上「それは安すぎるかな」

春「ですね」

川上「ま、でも非現実的な方の答えから言ったよね」

春「あれ? もしかして気付いてたんですか?」

川上「あんまり気付きたくはなかったけどね……」

春「一応1対1を意識しました。でも私と先生だけならそんなまどろっこしいことはする必要はないんですよね」

川上「……ま、彼がそんな脅迫を許すはずがないよね」

川上「でも奥村さんは絶対に引かない」

川上「唯一引くことがあるなら、彼が奥村さんを選ぶことだけ、か」

春「そこまで考えてたなら100点ですよ」

川上「私勝ち目ないじゃん、これ。あー……」

川上「わかったわかった。私の負けだよ」




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