【ペルソナ5】9股かけたけどやっぱりたった一人を決めていく・後編【安価SS】
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264: ◆86inwKqtElvs[saga]
2017/02/13(月) 21:34:54.37 ID:xXTusmpD0

川上「……私、副業してたなんて言った?」

春「教師のお給料だけでお金渡せるとは思えませんから」

春「副業も、まあ大体予想はつきます」

川上「…………」

川上「あー、もしかして脅迫する気でいる?」

春「以前は質問でしたね」

春「もう一度同じ問いをします」

春「彼への想いと教師としての立場、二つに一つしか選べないならどっちをとりますか?」

川上「…………」

川上「……あー、来たその問い」

川上「もうこれ明らかに脅迫だよね」

春「ふふっ」

春「教師と生徒の恋って物語としてはロマンティックだなって思いますよ」

春「でも現実は、違いますよね」

川上「で、奥村さんは恋の方をとるわけだよね」

川上「全てを敵に回す覚悟は素直に凄いと思うよ」

春「だって両方を手に入れるなんて都合がよすぎると思いません?」

川上「まあ難しいのは確かだね」

川上「だからと言って簡単に脅迫に屈するわけにもいかないんだけど」

春「へえ……」

春「教師の立場を失うつもりということですか?」

川上「前も言ったでしょ、私は教師を辞めるつもりはないよ」

川上「確かにメンバー自体は知らなかったけど」

川上「怪盗団が奪い返してくれた志を、私はまた捨てる訳にはいかないから」

春「…………」

春「先生の考えを聞かせてくれますか?」

春「何も考えなしで呼び出したわけじゃないですよね」

川上「うーん。一応ね」

川上「まずさ、私の場合はその二択は脅迫として成立してない」

春「……どういう意味ですか?」

川上「金銭とかが目的なら継続的に弱みを握り続ける必要はあるわけだけど」

川上「奥村さんはそんなものが欲しいわけじゃないでしょう?」

川上「私が教師の立場を失ったら、彼への想いを邪魔するものは何もなくなるわけで」

川上「確かに強力ではあるけど、一発しか撃てない銃みたいなもの」

川上「むしろ撃てば失うものが何もなくなって、なりふり構わずに彼へアタックできるわけだから」

川上「奥村さんが欲しいモノが彼である以上は、その脅迫は無意味だよ」

春「…………」





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