19: ◆637SXWkvW2
2017/01/28(土) 09:05:09.83 ID:hAQa7uWG0
エルザ「くっ…ふふふ…」
エルザ「だと思ったわ」
桐生「……」
エルザ「あの子たちをとにかく無事に帰したかった。だからとっさに思いついた嘘」
桐生「ああそうだ」
エルザ「よくもまあ、あの状況であんな嘘がとっさに思いつくものね」
エルザ「過去に似たような経験でもあったのかしら?」
桐生「別に」
エルザ「嘘おっしゃいなさい。前にもこうやって自己犠牲して、誰かを逃がした経験とか合ったんでしょ?」
桐生「……」フイッ
エルザ「目が泳いでるわよ」ニタァ
桐生「ひとつ言える事は…俺はお前を少しでも長い時間足止めする事だ」
ガシッ
桐生はエルザの腕を掴む
桐生「これでお前はその短刀を引き抜く事ができない」
エルザ「ふふふ、でもあなたはお腹に短剣が刺さったままよ?」
桐生「俺がこの程度で死ぬと思ってるのか?」
エルザ「大層な自信ね。でも私の腕力を舐めない方が良いわよ?尋常じゃなく強いんだから」ググッ
エルザ「……」ググッ
エルザ「あ、あれ?」ググッ
エルザが短剣を引き抜こうとするがビクともしない
桐生「言った筈だ。俺は少しでも長い時間足止めをすると」
桐生「俺は女に手を出したくない。だから誓って欲しい」
桐生「もう二度と悪さをしないとな」
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