楓「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝後編】
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40: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/01/17(火) 22:35:38.69 ID:BlCFKMP00

だが


莉嘉「きゃー! きらりちゃん、つっよーい☆」

みりあ「みりあもやるー! みりあも捜査官、やるー!」

里奈「きらりちゃん百人力〜! ヤバすぎー!」

きらり「おっすおっす、ばっちし☆」



とても、残酷なことだ。


人間たちには気付く由もないが、その義憤の切っ先を、常に間近で向けられているものがいる。

目の前で悪鬼と呼ばれ、自分の化身の打ち倒される姿をまざまざと見せつけられる。

時には、自分から打ち倒しに行く役を強いられる。

嫌がることはできない。人間としては、何もおかしい事ではない。

止めさせることもできない。人間として関わっている筈の自分が、どうして"喰種"などの肩を持つと言うのだろう。

悲しむこともできない。もし自分が人間でないと知られてしまったなら……


「どこかの怪物」に向けられた怒りが、一斉に自分に襲い掛かるかもしれない。


その可能性にずっと耐えながら、あの子たちはステージに上がり、テレビの前に立つ。

自分で踏み込んだ世界とはいえ……


やはり、とても残酷なことだ。



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