楓「拝啓、忌まわしき過去に告ぐ絶縁の詩」【偶像喰種・外伝後編】
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41: ◆AyvLkOoV8s[saga]
2017/01/17(火) 22:36:08.68 ID:BlCFKMP00

あの場を去ってしばらくすると、私の年老いて遠くなった耳に届いた声があった。



『ありがと、莉嘉ちゃん、みりあちゃん』

『きらりは、大丈夫だにぃ』

『"喰種"のみーんなに会えて、人間のみーんなに好きになってもらえて』

『人間のみんなは、きらりが人を食べるなんて知らないけど』

『きらりね、とーっても、うれすぃーの』

『きらりも、莉嘉ちゃんも、みりあちゃんも、里奈ちゃんも』

『拓海ちゃんは、薫ちゃんは、仁奈ちゃんは、珠美ちゃんは、裕子ちゃんは』

『ちゃーんと、大好きって分かってるもん』


『だからぁ、今のきらりはじゅーぶんはぴはぴ』



とても優しい声色を持っていた。

とてもか細い声だったよ。



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