78: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/03/04(土) 06:54:54.43 ID:w1JtAI/90
――――――
恭介「退院して早々、姫河さんに恥ずかしい所を見せちゃったな」
小雪「どうしてこんな事をしたんですか?普段の上条くんなら……」
恭介「僕がさヴァイオリンを弾けなくなった事故だけど、ただの事故じゃなかったんだ」
恭介「後で調べて分かったんだ。誰かが仕組んだ。僕の自転車に細工されてね」
小雪「酷い……酷すぎる……」
恭介「それで人が憎くて憎くてしょうがなくなったんだ」
恭介「分かってるよ 復讐なんて虚しいだけだ やるもんじゃない そう何度も自分に言い聞かせてるんだ」
小雪「上条くん…」
恭介「そうだ。姫河さん まだ魔法少女になりたい夢を持ってるの?」
小雪「あ、あの……その……」
恭介「流石にもうその夢を追っかけてはいないか。あのさ、僕に言わせれば『夢』ってのはね『呪い』と同じなんだ」
恭介「呪いを解くには夢を叶えなければならない。でも途中で挫折した人間はずっと呪われたままなんだ」
恭介「俺の苦しみは簡単に消すことは出来ない」
小雪「ぐすっ……ぐすっ……」
恭介「ああ、この話はさやかには秘密にしておいてほしい」
恭介「僕が言えた義理じゃないけど、あの子が事故の真実を知ったら絶対無茶するからね」
小雪「うん、分かった」
恭介「ありがとう。じゃあね」
小雪(上条くんの気持ち、少しだけ分かると思う)
小雪(私も清く正しい魔法少女であり続けたいという夢を奪われたら、きっと凄く苦しむ筈だから…)
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