スノーホワイト「ファブが逮捕された?」
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298: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/11(日) 03:40:05.60 ID:zcWYN+2v0
黒い影(お前の願いを書け)

スノーホワイト「私の……願い……?」

黒い影(それが契約の印だ)


教会から現れた黒い影がスノーホワイトに語り掛けてくる。
スノーホワイトは言われるまま指で鏡に願いを書いた。


(清く正しい魔法少女で有り続けられますように)


願いは血文字になって鏡に流れる。
その時、スノーホワイトの手の中に龍の顔をかたどったエンブレムが
いつの間にか握られていることに気が付いた。


スノーホワイト「痛っ、エンブレムが手の中に……」


エンブレムは手の中に沈み込んで刻印の様に埋め込まれた。


黒い影(お前が先ほど助けた男は仮面契約を放棄し、お前に譲った)

黒い影(お前が願いを書いたことで譲渡は成立された)

黒い影(たった今からお前は仮面契約者として戦わなければならない)

黒い影(お前はエンブレムの力により変身することができる)

黒い影(戦いに勝ち残り、最後の一人になればお前の願いは叶えられる)

スノーホワイト「どういうこと?仮面契約って何なの?あ、ああ……」


スノーホワイトの体内に熱い物が入ってくる感覚が伝わる。
脳内に赤い龍のイメージが流れてくる。


ドラグレッダー(貴様か。我の新しいマスターは)

スノーホワイト「ドラゴン?なんで私の中に?」

ドラグレッダー(時期に分かる。せいぜい我を失望させるなよ)


手に埋め込まれたエンブレムが輝き、スノーホワイトは教会からミラーワールドへと転移された。
ミラーワールド、そこは左右が反転し、人間は存在せず、風も音も無く
澄み切った空は、全ての星座が集まり不気味なほど輝きに満ちていた。


スノーホワイト(どこ?……声が出ない!?)

ドラグレッダー(敵だぞ、戦え)

ディスパイダー(シャアアアアアア!!)


巨大なクモの怪物がスノーホワイトの前に現れた。
スノーホワイトの内に存在する契約モンスターの声によって戦いを催促されるが
次々と巻き起こる超常現象の数々にスノーホワイトの思考は追いつかない。


スノーホワイトはとにかく逃げ回った。
ミラーワールド内の異常な雰囲気によって闘争心はすっかり衰えていた。
ディスパイダーはスノーホワイトを捕食するべく追いかけてくる。




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