274: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/07(水) 00:10:46.86 ID:KH9ZSJdJ0
笛木の研究所
ここはN市のどこかに存在する隠された研究所である。
そこでは蛮野ですら知らない、もう一つの研究が行われていた。
テレポートでここに来た笛木は、血を零しながらも歩き続ける。
笛木(まだだ……まだ暦は救える……)
笛木(サバトと比べて、不確定要素が多く後回しにしたが、もうこれに頼るしかない……)
笛木(この儀式を起動させ……私の願いを叶えさせるのだ……)
研究所の地下奥にある一室に巨大な鏡が設置されていた。
笛木は鏡に手を伸ばした後、力尽きて塵になって消滅した。
鏡は不気味なほど眩く輝き、笛木の塵が鏡の中へ吸い込まれた
輝きを失った鏡は何も反応せず、ただ静寂に包まれていた。
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