273: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/06/07(水) 00:10:17.85 ID:KH9ZSJdJ0
ファズ「ば、馬鹿な……賢者の石の力を手にしたこの私が貴様らなんぞに……ぐわああああああああ!!!!」
ゴルドケルベロスの肉体が分子レベルにまで蒸発して爆散した。
余波によって賢者の石も消失し、マスター端末が転がり落ちた。
ファズ「こんな、はずは……今はとにかく消えかかっているデータの再構築を……」
リップル「…………」
デューク「待ちたまえリップル、そんな武器ではこれは壊せないよ」
ケイネス「これを壊せるとすれば……」
ファズ「……あっ!?」
三者の視線が一つに集まる。
それはビルゲニア、コヨミ、笛木と複数の命を奪った武器、ハーメルケインである。
この剣ならばマスター端末を破壊する事が出来る。
リップル「これね……」
ファズ「待て!待つのだ華乃!」
リップル「あんたは、私の大切な友を侮辱した。絶対に許さない!」
ファズ「い、偉大な私の頭脳をこの世から消してはならない」
トップスピード「やっちまえ、リップル」
ファズ「華乃!」
リップル「やっちまえ……ってさ」
ファズ「待ってくれ!華乃ォオオ!待て!落ち着け、やめろぉ!!」
ファズ「やめろ!華乃!あぁ…ぬぁあああああ!!」
ファズ「ぬぉおおおおおおおおおおおおおおぁああああああああああああああああああああ!!!!」
ハーメルケインが振り下ろされ、マスター端末は粉々に砕け散った。
リップル「さよなら……父さん……」
こうしてファントム事件は完全に終わった。
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