211: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/05/20(土) 15:36:01.45 ID:ExRm67P+0
ソラの舌が、息が、唾液が、口内を汚していく。
男の味が体内まで浸み込まされていく。
私の舌とソラの舌がくっついて絡み合ってくる。
リップル(気持ち悪い、汚らしい、もう嫌だ……)
ソラ「はぁ……どうだった?初めてのキスの味は?」
リップル「…………」
不快感でしか無かった長い口付けが終わる。
威勢を張るだけの気力すら無かった。
ソラ「言葉にもならないほど嬉しかったみたいだね」
ソラ「じゃあ次はこっちの方も頂くよ」
ソラの手がスカートの中へと侵入してきた。
感触を楽しむ様に薄い布地を指で撫でくり回す。
リップル「……そこはっ!!いやあああ!!!!」
ソラ「その声、さいっこうだよぉ!!もっと絶望してよ。あっははははは!!」
リップル「やだぁ!やだよぉ!助けて、誰か助けてよっ!!!!」
ソラ「無駄だよ。いくら叫んでも助けなんて来ないんだからさぁ!!ひゃはははははっ!!」
絶対に弱音は吐かない。
そう貫いてきた意思がついに砕けた。
ファントムを討ち倒す強き魔法少女だったリップルは
恐怖に震え上がる、か弱き少女へと堕ちていった。
ソラ「さぁ、僕と一つになろうねリップルちゃん」
リップル(お願い、誰か……助けて……)
その時、恐怖に怯えるリップルの脳内に
相棒として共に活動していた魔法少女の姿が浮かび上がった。
リップル(トップスピード……トップスピード……)
リップル「助けてぇ!!!!トップスピィィドォーー!!!!」
リップルに支給されたマジックアイテム、ウサギの足が輝きを放った。
そして奇跡は叶った。
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