192: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/05/12(金) 06:42:35.04 ID:VnMld+bP0
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華乃(今夜も魔法少女の仕事があるしさっさと帰って休まなきゃ)
バイトも終わり、店から出た華乃は自宅へと向かっていた。
その彼女の背後へ迫る敵の影がいた。
リブラ(ここなら人通りも少ない。やるなら今だ。死ねぇ!!)
華乃「ッ!?」
物音が気づいた時にはもう遅い。
リブラの錫杖が華乃の目の前に迫り、変身する時間が無かった。
ソラ「危ない!!」
華乃「あんたは!?」
リブラ「何ッ!?」
寸前でソラに突き飛ばされた事で華乃はリブラの錫杖の攻撃から外れた。
しかし庇った事でソラの腕が傷ついて血が流れる。
リブラ「ええい!!何をしているグレムリン、裏切ったか!?」
ソラ「彼女は……殺させないよ。誰にもね……」
華乃「グレムリン?あんた、ファントムか?」
リブラ「ファントムが魔法少女を庇うとは……罪が重いぞ。どけぇ!!」
ソラ「うわあああ!!」
リブラの攻撃を受けたソラの体は吹き飛ばされ、川へと転落していった。
思わぬ妨害に余計な時間を取られたリブラだったが頭を切り替えて、再び華乃へ狙いを定める。
華乃の姿は既にいなかった。リブラの目の前には変身を済ませた魔法少女、リップルが立っていた。
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