スノーホワイト「ファブが逮捕された?」
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147: ◆kJur2.rMxfRZ[saga]
2017/04/17(月) 14:39:52.19 ID:0dLRqfQQ0
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ソラ「僕達ファントムと戦ってる魔法少女の事だけど、一体どんな子達がいるの?」

ケイネス「わざわざ敵に情報を与えると思うか?」

ソラ「じゃあ違う質問をするね。ファントムを人間に戻せる魔法少女はいるのかな?」

ケイネス「ファントムを人間に、だと?知らんな。それにファントムは例外なく全て駆除対象だ」

ケイネス「ファントムを助けるような指示は一切受けていない。運が良くても実験動物として利用されるだけだ」

ソラ「それは残念だなぁ。僕達と魔法少女達が争わなくても済むならそれに越したことは無いと思ったんだけどなぁ」

ケイネス「先ほども言ったが私はファントムを信用していない。例え、ソラがどんな考えを持とうが始末する事には変わりないぞ」

コヨミ「ねえ、ソラ」

ソラ「なんだい?お人形さん」

コヨミ「何で私の事を人形と呼ぶの?」

ソラ「ウフッ……ウフフフ♪それは、内緒」

コヨミ「…………」

ソラ「そう怒らないでよ。いずれ分かるからさ、いずれね」

ケイネス「なぜ貴様は私達に干渉をする?自分だけ助かりたいからか?」

ソラ「違うよ!君達なら僕の望みを叶えられるか気になったからさ。それと個人的に魔法少女達に興味あってね」

ケイネス「興味だと?」

ソラ「魔法少女の中には、僕の好みの子がいるかもってね。ウフフフ♪」

ケイネス「ふざけているのか?」

ソラ「真面目だよ。魔法少女の恋人は今までいなかったからさ。一度付き合ってみたいなって前々から考えてたんだよ」

ケイネス「イカれてる……ファントムなんかと付き合う魔法少女などいるものか」

ソラ「恋愛には国境も種族も関係無いんだよ。じゃあ僕はもう行くね」

ケイネス「そうか。さらばだ」


別れの言葉を言い終えると同時にケイネスの操操作による月霊髄液の高圧カッターが繰り出される。
ソラの座っていたベンチが綺麗に切断されたが狙っていた対象はいつの間にか消えていた。
背後でウフフフと笑う声が聞こえ、振り向くとそこにソラが手を振っていた。


ソラ「危ないなぁもう、不意討ちなんてずるいよケイネス」

ケイネス(私の魔術礼装を上回る速度で避けただと!?なんて速さだ……)

ソラ「じゃあねお人形さん。お体を大切に、ね♪」

コヨミ「あのファントム……何を知ってるの?」

ケイネス「奴め、次会ったら私が必ず誅罰を与えてやる」

ファズ(コヨミを人形と呼ぶとは……知っているようだなコヨミの秘密を)

ファズ(ソラとかいうファントム、これは使えるかもしれん)


ケイネスの持つ端末の中でファズはまた何か良からぬ事を考えていた。


ソラ(ウフフフ♪あのお人形さんも長くて綺麗な髪をしていたなぁ)

ソラ(でもあの子は彼女には出来ない。壊してはダメな存在だからね)

ソラ(あの子は、僕の望みを叶えてくれるかもしれないんだ)

ソラ(楽しみだなぁ。僕が人間に戻れるその日が)




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