935: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/08/18(日) 20:23:25.15 ID:TPJ777ywO
永井「撃たれて復活したら体内の弾丸は無くなってるだろ? 同じ理屈だ。それに消すわけじゃない。たとえば肝臓が作り出すアルコール分解酵素。これはけっして体内に入ったアルコールを消すのではなく、アルコールと反応して人体に無害に物質に変化させるだけだ。おそらく似たようなことが起きてるんじゃないか? 亜人は再生の際、障害となる物体を分解するための未知の物質を……作り出してる」
永井の話が終わっても、アナスタシアはナイフを持ったまま棒立ちになっていた。ナイフを持たされた意図を理解しておらず、あきらかに戸惑っている。
しびれを切らした永井が「腕に当てるんだよ」とアナスタシアを叱り飛ばした。
アナスタシアはまだ多少の戸惑いを残したまま、おろおろと膝を折り、ためらいがちにナイフの刃を永井の腕に当てた。
永井「ちゃんと両手で握ってろ」
アナスタシアの様子を見た永井がきつい調子で言葉を発した。
平沢「いくぞ、いいか永井」
永井「よくはないですよ」
永井は忌々しさを表情に表しながら言った。
平沢が足を踏み下ろした。
アナスタシアの両手に衝撃と生々しい切断の感触が伝わった。
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