913: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:50:57.34 ID:kdA8uLchO
アナスタシア「あ、あの……」
平沢「おれたちのことなら気にしなくていい」
平沢がアナスタシアの震える声をを遮った。
平沢「金で雇われてこういうことをしている。非合法に。人を殺したこともある。一般人からしたら、佐藤とそう立場は変わらない」
平沢が視線をちらりとアナスタシアに向ける。
平沢「ロシア人とは何度か組んだことがある。優秀なやつらだ」
アナスタシア「……アーニャは、日本とのハーフです」
平沢「いいとこどりだな」
そう言って平沢は右眼をフロントサイトに合わせ直した。
アナスタシアはしばらくしてから平沢が冗談を言ったことに気づいた。平沢が自分のことをほんとうにいいとこどりだと考えてるとは思えなかったが、少なくとも自虐に意識を乱すことはなくなっていた。
アナスタシアは視線を平沢と同じ方向に向けた。
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