新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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882: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/05/06(月) 22:07:18.14 ID:kdA8uLchO


平沢「仕掛けてくるぞ」


平沢の発言に緊張感が高まる。

アナスタシアの視線はIBMの足元に向けられている。

佐藤のIBMが右に一歩動く。

三者はすぐに反応する。平沢と真鍋は銃口を動かし、アナスタシアはIBMの向きを敵の正面になるように動かす。

アナスタシアは敵のIBMの右手がかすかに動いたのを見てとる。


次の瞬間、真鍋が咳込む。


真鍋は喉を手で押さえて背中を丸めている。咳込みは一回だけで、いまは苦痛に喘ぎながらヒューという音を口から漏らしている。呼吸するたびに指の隙間から赤い血がこぼれ落ちていく。

アナスタシアのIBMが真鍋に手を伸ばす。手が届く前に前髪を逆立たせた頭部ががくんと仰け反り、後頭部がコンクリート柱に打ちつけられた。ズルズルと真鍋が床に沈み込む。

真鍋の額に穴が開いていた。

平沢が前進しシグを連射する。

佐藤のIBMは大きく開脚し上半身を床すれすれまで沈ませる。右手をアンダースローの要領で平沢めがけて振り出す。

親指で弾き飛ばされた銃弾が平沢の胸部に撃ち込まれる。平沢が仰向けに倒れ、右手がプールに投げ出され、持っていた拳銃がプールの底へと沈んでいく。

黒服二人が倒れ、佐藤の護衛がいなくなる。



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