新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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863: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/25(月) 00:24:08.55 ID:SzhTzFDuO


プール室のドアの前で平沢たちは一旦足を止めた。


平沢「佐藤の装備だが、警官から奪ったであろうリボルバーが五、六丁。麻酔銃も見えた」

黒服2「さっきの行動から見ても腕を一気に叩き切れるような刃物は無いようだ」


情報を共有を済ませ、真鍋がドアの右側に移動する。ドアノブに手をかけると、年嵩の黒服がMAC10を構えた。社長室のある十五階が主戦場になるだろうという想定から、黒服たちは同階の空間構造を把握している。プール室のドアを開けてすぐ正面に身を隠すのに最適なコンクリート柱がある。柱はドアから入って正面と右側、それぞれ縦に二本ずつ並んでいる。まず佐藤がどの柱の陰で待ち構えているか特定する必要があった。

真鍋がアイコンタクトを送った。二人はうなずき、ドアが開け放たれる。年嵩の黒服がMAC10の銃口を正面に向ける。ドア正面手前の柱の陰から佐藤がリボルバーを連射する。黒服はすぐに身を引き、五回の発砲を数えると手前の柱をフルオートで撃った。


黒服2「行け! 行け!」


銃撃が続けられるうちに平沢と真鍋が室内に突入する。右奥の柱まで走り、手に持った消火器を床に置くと、真鍋が麻酔銃を構えた。佐藤から見て平沢は十二時の方向、真鍋は九字の方向に位置している。

佐藤はコンクリート柱の左側から腕をまっすぐ伸ばし、年嵩の黒服を銃撃した。黒服がドアの陰に隠れたあとも佐藤は撃ち続けた。真鍋は無防備にさらけ出された佐藤の背中を麻酔銃で狙った。引き金を引く直前、帽子の庇がかすかに傾くのを真鍋は見た。麻酔ダートが発射される。佐藤はダートを左腕で止め、リボルバーの銃口をこめかみに押し付けた。


佐藤「あ」


かちんという撃鉄が空ぶった虚しい音がし、佐藤が仰向けに倒れる。



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