826: ◆8zklXZsAwY[saga]
2019/03/24(日) 23:37:03.65 ID:6D6vTS+OO
佐藤が破砕機と相対していたとき、フォージ安全の機械室に例の紙袋が届けられた。
紙袋を運んできた作業員が中身を見て、言った。
「なんか届いてるぞー。揚げ鳥だって」
「いいねえ、休憩にしよう。チンすりゃいいのか?」
「だれだ? 注文したの」
休憩室にした三人ともだれが注文したのかわからずじまいだったが、さほど気にもとめず、人数分の紙皿を用意して揚げ鳥を分けていった。
サスペンダー付きの工具ベルトを腰に巻いた作業員がひとりにつき三個ずつ、冷凍された揚げ鳥を皿にあけていく。最後に自分の分を皿にあけたとき、三つある揚げ鳥のうちのひとつが妙なかたちをしているのに気づいた。
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