684: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 21:09:21.87 ID:z5kRHM0CO
真鍋「……永井、なんか用か?」
永井は応えず、真鍋が背中に隠している右手があるところに視線を向けた。ふたりとも黙ったまま何秒か過ぎた。
永井「別に、あとでいいです」
そう言うと、永井は背中を向け去っていった。一歩進むごとに身体の線は暗闇にのまれ、見えにくくなっていった。
真鍋は永井が廊下の角を曲がり、その姿が完全に見えなくなるまでその場に立ち、麻酔銃を握ったまま、その後ろ姿を見送った。
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