672: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/10/15(月) 20:46:39.89 ID:z5kRHM0CO
戸崎「暗殺リストの残りは七名、敵はこのどこかに必ず現れる」
全員が資料をぱらぱらとめくっているのを確認すると、戸崎は一同を見渡して、言った。
戸崎「つまり待ち伏せが得策だ。誰のところでするかだが……」
中野「戸崎さんでいいじゃん」
永井「そうだな。死んでくれればすっきりするし」
戸崎「だまれ永井」
戸崎は壁に張り付けていた資料から永井に視線を移し、これ以上たわ言を言わないようにぴしゃりと言った。永井は気にもとめず、ペンからキャップを外した。
戸崎「残念だが、私はベストじゃない」
気を取り直し、戸崎は話を続けた。
戸崎「違法な作戦を展開するんだ。警察やマスコミの目の届かないフィールドが必要になる。適したフィールドをでっち上げ、私を囮にしてもいいが、不自然だ。敵に動きを悟られたくない」
永井「なるほどね」
この理屈に永井は納得した。ほかの者も戸崎に同意している空気を出した。
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