647: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/07/08(日) 21:25:11.99 ID:Wqc3ZOPPO
引っ張られでもするかのように、永井を追いかけようとアナスタシアの身体が傾いた。
永井のあとに続いて、中野、その後ろに戸崎と下村が病院から出てきた。下村の輪郭が陽光の下に出てくるまえに、アナスタシアはあわてて近くに停めてあった車の陰に隠れた。
ドキドキしながら身を隠していると、エンジンが始動する音が聴こえ、続いてタイヤがアスファルトを擦る音がした。
アナスタシアは慎重に車から頭を出し、駐車場をゆっくり横切る車を見つめた。永井は後部座席にいた。つまらなそうに窓に頭を預けてる。
永井とは眼があうこともないまま、車は道路へと出ていった
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