640: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/07/08(日) 21:15:30.27 ID:Wqc3ZOPPO
永井「僕の幽霊は命令なしに暴走する。僕の意識が落ちてもひと暴れしてくれるはずだ。とくに、いちばん近いこの女性は……」
永井が肩に力を込めた。肩の位置が低くなった。視線は戸崎を睨んだまま、脅迫の意図を強める。戸崎の眼が殺意に細くなる。
戸崎「おまえ、殺してやる」
永井「ただじゃあ済まないだろうね」
永井の右手の甲から黒い粒子が滲み出た。下村だけがそれに気づいた。息をのみ、対応のため黒い幽霊を発現しようとする。発現の兆候を永井も察知する。
突然、天井板が外れ、中野が落ちてきた。戸崎たちはもちろん、永井も驚愕し、「ハァッ!?」と、声をあげた。
黒服たちがカーテンから飛び出す。戸崎も懐から麻酔銃を引き抜く。
永井「待て! 撃つなぁっ!」
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