639: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/07/08(日) 21:13:56.02 ID:Wqc3ZOPPO
永井「戸崎さん、あなたの顔なんて二度とみたくありませんでしたよ」
永井圭が緊張を抑えながら言った。
戸崎「残念だが、われわれは毎日顔を合わせることになる。ガラス越しでな」
戸崎は冷静さを印象づけるように声を低めた。顔に一筋の汗が流れ落ちた。
永井「話があります。物騒なことはやめましょうよ」
戸崎「なら外でしないか? 今日はいい天気だ」
永井に近い壁には窓があり、平沢と真鍋がカーテンに隠れながら麻酔銃を永井に向けている。ほかの黒服ふたりも戸崎に従う下村の背後、入口ちかくのカーテンに身を隠している。
永井「捕まえる気なら、眠る前に幽霊を放ちます」
永井は努めて戸崎を見据えたまま言った。
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