634: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/07/08(日) 21:01:04.64 ID:Wqc3ZOPPO
その子を見たとき、アナスタシアは自分のやるべきことがわかった。
そしていま九月三日の午後、アナスタシアは自分の部屋で三人目の犠牲者が確認されたことを知る。スマートフォンを手に取り、発信する。ワンコールもしないうちに相手は電話に出た。
アナスタシア「ケイ?」
『なんだ!?』
永井は食い気味に応えた。叫ぶような大声に焦燥の色が混じっていて、アナスタシアは驚き、一瞬怯んだが、すぐに気を取り直し、はっきりした口調で決意を告げた。
アナスタシア「わたしも……サトウと戦いま」
『わかった! 切るぞ!』
言い終わらないうちに一方的に電話が切られた。
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