新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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609: ◆8zklXZsAwY[saga]
2018/05/13(日) 22:16:25.80 ID:HRQM2WMiO

プロデューサー「お怪我は、ないんですね?」


 やっとことでプロデューサーが口を開いた。


アナスタシア「ダー……大丈夫、です」

プロデューサー「そうですか」


 長く細い息をはいたあと、プロデューサーはようやく安堵の表情を浮かべた。


プロデューサー「よかった……ほんとうに……」


 胸が締め付けられるような気持ち。数時間前に電話で話したときのことを思いだし、アナスタシアはまた申し訳ないという思いでいっぱいになった。


アナスタシア「わたし、いっぱい心配かけたんですね?」

プロデューサー「あなたが無事ならそれでいいんですよ」


 背後で中野がゆっくりと車を発進させた。車はふたりの横に停まり、運転席側の窓から中野が顔を出してきた。



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