484: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/10/23(月) 22:59:25.41 ID:rkcK97lyO
SATが動揺から回復する前に佐藤は目の前にいる隊員の脚を吹き飛ばした。銃撃からすこしの間もなく佐藤は前に飛び出し、蹴りあげられたように身体を一回転させる隊員の下に潜り込み、その身体を背負った。
SAT隊員「撃つな!」
その必死な叫び声に佐藤に向けていた複数の銃口の動きが一瞬鈍る。直後にスピードローダーによって装填を一瞬で終えた佐藤が、反時計回りに回転しながら周囲を取り囲む隊員たちを皆殺しにした。佐藤のショットガンは、トリガー引きっぱなしのままフォアエンドを前後させることで、連続射撃が可能なスラムファイアという動作を引き起こす機構を備えたいた。
SATの隊員たちの死体が放射状に広がるなか、佐藤の真後ろの位置についた隊員が佐藤の膝を撃ち抜いた。膝ががくんと落ち、佐藤の体勢が崩れる。佐藤は、ジョン・ウェインが片手でくるりとライフルを扱うみたいに、ショットガンを手の中で素早く回転させ、銃口を自分の胸に当てて引き金を引いた。
ゼロ距離から散弾をまともに食らった心臓は原形を留めることなく、散々に破れ、背中におおきく開いた射出口から吹き出した大量の血液が、真後ろの隊員にべっとりと降りかかった。
視界を奪われた隊員が焦りをおぼえる、その直後、隊員は腹にショットガンの銃口が深く食い込む感覚を味わった……。ショットガンの三連射が隊員の内蔵をぐちゃぐちゃに破壊した……。
佐藤は銃口を死亡した隊員に突き刺したまま、SAT隊員たちが密集している場所に飛び込んでいった。
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