456: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 21:15:29.37 ID:4fkctst+O
永井圭は畳の上に足を伸ばして佐藤のテロの実行をテレビで見ていた。テレビの音量は山中のおばあちゃんが使っているときよりも小さくしていたので、外で騒いでいる蝉の声に負けそうだった。
永井はリモコンを手に取り、音量をあげた。
『はたして亜人・佐藤の犯行予告と関連はあるのでしょうか』
ヘリコプターから捉えた炎上する墜落現場の映像とレポーターの縺れそうな声。永井はそれを見ながら、すこし感心したような声を出した。
永井「やるー」
永井は足を伸ばした姿勢のまま、このあとの展開を予想した。それが自分にとって有益な方向に進むのを期待しながら、永井はニュース中継の視聴を続けた。
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