431: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 20:32:18.68 ID:4fkctst+O
ーー午後二時六分。
高森藍子と日野茜はいつもより張りつめた感じで元気を装って歩く本田未央のとなりをすこしためらいながらも調子をあわせてついていっていた。ポジティブパッションの三人は、清涼飲料水の商品宣伝のため、撮影許可を取った学校を走り回り、きらきらと光を受ける飲料水を喉に流し込んだ。撮影は予定通りに終わり、三人は夏服から私服に着替え、いまはプロダクションへの帰路を歩いていた。
未央「夏休みの校舎って、誰もいないけどけっこう声がするよね」
未央は普段過ごしている学校という場所に新たな見方があることに新鮮さを覚えるように言った。
茜「部活の人たちですね! ラグビー部はありませんでしたが!」
藍子「撮影のときは静かにしてくれましたね」
茜「でも目線は熱かったです! 」
未央「監督、やさしかったよね。生徒や先生の見学もオッケーだったし」
茜「おかけでいつもよりボンバーできました!」
藍子「茜ちゃんは元気ですね」
未央「ほんと、さすがだよ、茜ちん」
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