新田美波「わたしの弟が、亜人……?」
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428: ◆X5vKxFyzyo[saga]
2017/09/25(月) 20:27:13.65 ID:4fkctst+O

IBM(奥山)『ど……ぞ……』

佐藤「おつかれ」

IIBM(奥山)『ヒ……つ……ヒマ……つ……ぶしも……入る、入れ……て……おいた……よ』

佐藤「おお。気が利くね」


 しゃべりも動きもぎこちない奥山のIBM から紙袋を受けとった佐藤は、口を広げ紙袋の中身をのぞいた。


IBM(奥山)『サ……ト……さん』

佐藤「ん?」

IBM(奥山)『本……ト……本当……上手くイカ……イケ、行く……の?』


 佐藤は紙袋から視線を奥山のIBMへ向けた。それから静かに全面がガラス張りの窓に視線を移し、タラップと連結している旅客機を眺めて言った。


佐藤「省前に来てた飛べる幽霊が仲間になってくれてたら、違うプランもあったかもね……」

佐藤「でも大丈夫。MSFSには一時期ハマったから」


 佐藤はふたたび視線を奥山のIBMに戻すと、にこやかな笑顔をつくり、はっきりとした口調で元気よく出発を告げる。


佐藤「行ってきます!」



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