400: ◆8zklXZsAwY[saga]
2017/08/13(日) 00:01:09.14 ID:P+sjA4XXO
アナスタシア「オイ!」
ロシア語で驚きの声をあげながら、アナスタシアは背中で蘭子に覆いかぶさり咄嗟にIBMを発現した。
永井から放出された黒い粒子は人型IBMを作らず、空気の中に消えていった。
アナスタシアは、いったいケイはなんのつもりだったんだろうと訝りながら身体を起こし、蘭子に振り返った。
蘭子の目は驚いたように見開いてた。
アナスタシア「アー……いまのは、ロシア語で」
蘭子「幽霊……?」
蘭子の視線を追うと、たしかにその先にアナスタシアが発現したIBMが立っていた。
アナスタシア「ランコ、見えますか?」
蘭子はこくこくと頷いた。
アナスタシアは永井のほうに向き直った。永井はもうその場から離れていて、ドリンクの空き瓶と缶を捨てるとすぐに去っていった。
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